煩悩108辞典では、人間の根本煩悩と言われている『貪、瞋、痴、慢、疑、見』の煩悩を柱とし、これに派生する煩悩108つを一覧で分類、108つあるといわれる煩悩の意味をそれぞれ解説しています。
煩悩:貪【好きなものに対する激しい要求】 | 煩悩:眞【怒り腹をたてる】 |
愛【所有の執着が愛を煩悩に変わらせる】 執着【途中で欲を制止する事が出来ない】 堅【物を惜しんで貪ること】 驕【おごりたかぶること】 卓挙【自分の自慢話をしつづける】 卓悔【落ち着かない様子】 狂【心が千々に乱れる】 てん【必要以上にこびる】 無慚【恥と謙虚さの喪失】 無鬼【不遜な態度】 |
分【急激に激しく怒る】 根【負けると悔しさで腹が立つ事で派生する心】 嫉【妬む事】 妬【やきもちを妬くこと】 不和合【人と人とが仲良くないこと】 悩【自分の心に対し怒りをもつ】 諍【ルールを逸脱した名利の競争】 闘【怒り狂い争うこと】 害【生きるものに危害をあたえる】 愈盗【盗む】 |
煩悩:痴【真実がわからない】 | 煩悩:慢【他と比較して驕り高ぶる】 |
無明【心の睡眠による意識不明】 不信【信じない事には何も始まらない】 不正知【やって良い事と、だめな事の区別が出来無い】 睡眠【眠っている間は罪悪感もなく】 昏沈【心がめいってふさぎこむこと】 覆【心の負い目を隠そうとする】 解怠【崩れるように心が弱まっている状態】 放逸【わがまま放題】 失念【心に掛けていた事柄を忘れる】 散乱【ちゃらんぽらん】 |
過慢【同等の人を優劣で比べ、自分を優とする】 慢過慢【自分以上の人と比べて自己に力量があると思い込む】 増上慢【自分が一番正しいとおもうこと】 我慢【我慢とは自分を驕り高ぶるという執着心】 卑慢【自分の未熟さを知らない状態】 邪慢【徳もないのに自分にはあるように思うこと】 |
煩悩:疑【あれこれ疑うこと】 | 煩悩:見【真実を見定める目】 |
擬【ものごとを決め兼ねる】 顛倒【物事をさかさまに見る】 悪口【他人の悪口をいう】 綺語【つまらぬ冗談を重ね重ねにいう】 妄語【嘘をつくこと】 両舌【口は穏やかだが内心は陰険】 |
悪見【真実を見る目がないこと】 有心見【自己の所有として執着する心】 邪見【誤った生き方】 辺執見【偏った極端なことに執着する】 見取【誤った考えを正しいと思い込む】 戒禁取【誤った教えで悟りを開く】 |
煩悩:六根・六入【色(母の存在)、声、香、味、触(感触)、法(おしえ)のこと】 |
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色【仏教では、存在、物のことを指す】 眼【心の中に妄想を抱く】 声【教えの言葉】 耳【心の感覚を養う場所】 香【香りの欲】 鼻【においの欲】 |
味【味の欲】 舌【言葉の罪 口罪】 触【感触におぼれる】 身【感触の誤りのない判断】 法【教えは心で意識するもの】 意【身から出たさび 】 |
煩悩108辞典(煩悩百八つ辞典)